年間活動の概要

【第50回都城市PTA研究大会】 とき:2月11日

1 趣 旨
 PTAは、子どもたちの幸せを願い、心身ともに健やかで、心豊かな人間性を育み、将来、日本人として貢献できる人間の育成に努力してきた。しかし、近年、急激な社会の構造の変化に伴い、家庭教育力の低下や学校教育のひずみ等問題となり,子どもを取り巻く環境は著しく変化してきている。更に、青少年の教育については、非・反社会的行為、不登校、校内暴力、いじめ等さまざまな社会的・精神的不適応状態が顕在化してきている。中でも、家庭・地域の教育力に関する課題の解明は急務である。
 これらの問題を考える時、PTAは、子どもの成長過程の全ての期間を通じて、教育者との信頼関係を確立することはもとより、学校関係者や地域社会の子どもたちへの関わり方を今一度見つめ直し、新しい時代に対応できる教育のあり方を求めて研鑚に努め、家庭・学校・地域社会の緊密な連携の中核となって、使命達成のため一層努力しなければならない。
 中でも、心の教育はそれらの課題解決の根幹をなすものであり、今後の最も重要な課題の一つである。
 今年度は、指定研究校の発表並びにご講演をもとに、PTAの使命達成への一層の努力を期する機会とするとともにPTA会員の研修の場としたい



2 日 程

AM8:30 受付
AM9:25 開会行事
表彰
AM10:05 研究発表
・都城市立五十市小学校
・都城市立姫城中学校
AM10:45-12:00 講演
演 題:「地域ぐるみの教育とは」
講 師:綾心塾長 綾部正哉 氏

(9:00〜9:20 アトラクション : 都城市立西小学校 吹奏楽部演奏)



3 研究大会の概要と成果
 昭和35年に第1回研究大会が開催されてから、本年で50回目を迎えた。
 研究大会の概要は、全国大会・九州大会で最優秀賞に輝いた都城西小学校吹奏楽部演奏のアトラクションに始まり、各学校でPTA活動に功績のあった会員の表彰、市PTA指定研究校の五十市小学校並びに姫城中学校の研究発表、最後に、講演の流れで行われた。
 指定研究校の研究発表では、映像を使い、それぞれの学校のPTA活動が具体的に紹介された。それぞれに学校の実態に合わせた活動が工夫されており、他校の参考となる内容も多く、会場も熱心に聞き入っていた。
 講演会では、永年の教育現場でのご経験に加え、綾心塾での様々な人との交流などを通して、地域ぐるみの教育のあり方についての先生の思いや考えを話された。尺八を交えてのご講演は、迫力と英知に富み、400余名の参加者全員に、年度の最後を飾る行事にふさわしい熱い感動を覚えさせる研究大会となった。